REPORT
爆発したい時
2025.
表参道駅から徒歩5分くらいのところに岡本太郎記念館があります。ここは岡本太郎さんが40年近く生活、制作されたアトリエで、設計は坂倉準三さん(コルビュジエに師事)。お庭は植物が激しく生い茂りカッコいい。この日は、現在大阪万博開催中ということもあってか?外国の方が多かったですが、館内に入るとたちまち世界観にスパークする私のパワースポット。言わずと知れたコントラストの効いた画風は力強い生命感で元気をもらえ、高校の頃に強く影響されました。リビングの方に進むと蝋人形があり、ここにいらっしゃったんだなと想像できる演出が。アトリエ部分にはこれから描こうとされていたキャンバスがそのまま置いてあって神聖すぎて見てはいけない気持ちになる。2階は、坐ることを拒否する椅子や、ここで誕生した太陽の塔のミニチュアなどが飾っています。実際に大阪吹田の万博記念公園の実物を何度か見ていますが、太陽の塔の下に立つとUFOに吸い込まれるような不思議な気持ちになります。当時の建物の基本デザインは岡本太郎さんと丹下健三さん(コルビュジエの孫弟子)のコラボ。ウルトラマンの基地みたいで昭和の未来への夢が輝いている。予想された未来カーや未来服もかなりオシャレで、55年経った今もあまり外れてないのがすごい。※1970年の大阪万博では何と日本国民の6割が足を運んだそうです。今季では人工心臓や、空飛ぶ車などが展示されてるようで、それもすぐに実現しそうですね。デザインを作っていてよく思うのが最先端って何なのか? 先日たまたま見た番組で料理家の野村友里さんが、「料理も家も作るだけではなく、それがやがて土に帰ることが未来だ〜」という事をおっしゃっていてなるほどと思った。未来=シルバーメタル感のイメージはもう古く、空飛ぶ車もピカピカな硬い鉄より、土に帰る木や紙で作られてたほうが進化を感じます。
.jpg)



.jpg)


