REPORT
吉村順三の宿に宿泊
2022.
佐賀県嬉野市に大正屋という「吉村順三」設計の宿がある。吉村順三は1950〜80年代にかけて活躍した日本モダニズム建築を代表する建築家のひとり。私もこの人の建築が以前から好きでしたので早速この大正屋さんに宿泊。吉村建築の特徴は天井が低く窓からの天然光を上手く取り入れる計算された設計で、伊豆や葉山などに別荘を多く残しています。また東京六本木の国際文化会館は前川國男、坂倉準三などと共同設計した交流施設が圧巻。前を通るたびに立ち止まってしまう。大正屋さんではまず入り口を入るとロビー、喫茶コーナーがあるのですが、その天井の低さと窓のサイズ感、滝のお風呂の重心の低い落ち着き感、がまさに象徴的。