REPORT
神田まつや
2022.
創業明治17年、神田のまつやで昼食を。作家の池波正太郎氏も通った店。建物は重要文化財で重厚な趣きだが女性客も構わず1人でどんどん入ってくる庶民的で粋な店。店内のその活気にあおられアレも食べたいな、、とつい注文も増えてしまう。蕎麦は石臼で丁寧に挽いた手打ち、細めで香りもしっかりと楽しめる江戸流。メニューも豊富で名物の焼き鳥は塩もタレもどちらも美味。日本酒との相性も抜群。こんなに愛おしい蕎麦どころ、「近いうちにまた来るよ」といつも帰りに思う、その年月からにじみ出るしぶ味が蕎麦からも出ており、もう口では言い表せない。

